川湯の森WebAR
WebAR | 更新:2022年1月5日
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国立公園を使った環境省の取り組みとして、WebARを使用した国内初の試みとなった本プロジェクト。
ヒグマやエゾシカ、キタキツネなど、普段の生活ではなかなか遭遇できない生き物の観察を、WebARで実現しました。

目的

  • ・「希少動物」の観察を実現する
  • ・「幅広い層」に興味を持ってもらうためのコンテンツ作り


課題

  • ・「視界の悪い現場」でのAR体験
  • ・見るだけでなく「体験してもらう」ための仕組みづくり
  • ・森の生態を伝える「教育的コンテンツ」の組み込み


ARによる課題解決

  • ・ユーザー様による「位置合わせ」
  • ・「AR写真撮影」機能の実装
  • ・「ナレーション」機能の実装

「希少動物」の観察を実現する

国立公園に指定された、自然豊かな北海道の温泉町から歩いてすぐの場所にある「川湯の森」。
その森に生息する木々たちをライトアップし、森の生態系の素晴らしさを伝える「川湯の森ナイトミュージアム」というイベントにおいて、普段はなかなかお目にかかれない「ヒグマ」や「エゾシカ」、「キタキツネ」、「エゾリス」などをARで出現させました。さまざまな工夫を凝らして、大自然の夜間の森の中という特殊な環境でAR体験を提供することができました。

「視界の悪い現場」でのAR体験

一般的に知られている「画像」や「ARマーカー」を認識する形のARの手法は、夜間の森の視認性を考慮して、精度面の問題で採用することができませんでした。
そこで、ARを表示する場所をあらかじめ現実の証明で照らしておき、その場所にユーザー様自ら位置を合わせていただくような手法で実装しました。
天候面や時間帯に左右されず、多くの方に安定してARを体験していただくことに成功しました。

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「幅広い層」に興味を持ってもらうようなコンテンツ作り

今回のイベントでは、お年寄りから小さい子供を連れたご家族まで、幅広い年代の方に「森の生態を楽しんでもらう」ことが重視されました。
ただARで動物を出すだけではなく、ユーザー様に能動的に楽しんでいただいたり、自然を知ってもらうような仕掛けを組み込みました。

見るだけでなく「体験してもらう」ための仕組みづくり

グループで体験いただいた方に特に好評だったのが「AR写真撮影機能」です。ARで表示した動物たちと一緒に写真撮影をする様子は、周りから見ると少し不思議な光景で、それをネタに盛り上がりを見せていました。写真撮影後にはSNSへの投稿を呼びかける導線を設けることで、多くの方にイベントのことを拡散していただきました。

森の生態を伝える「教育的コンテンツ」の組み込み

ARの画面内に、表示している動物の説明が書かれたコンテンツをポップアップ表示する機能をつけました。
テキストの説明だけでなく、音声付きのナレーションも再生させました。「図鑑の森」というイベントのコンセプト通り、ARを入り口にしてしっかりと森を知ってもらうという目的を果たしたと感じています。